高さについて

2m22cm3mm。
KIKAKUNA標準の天井高さです。
低い天井でなければダメっていうことはないです。
ただ、いろんな事、ほんといろんな事を考えた上での寸法です。

でもまぁ結局は…
天井は低い方が
なんとなく落ち着く~とか
広がりが出る~とか キレイに見える~
とか そんなあいまいな説明をしているような気がします。
ほぼご納得いただけないのですが…

少しでも高い方がいい!
というお客様の気持ちは分かります。
まして平均的な天井高さよりも低いなんて…
って思われるのも理解はしております。

成長が終わったあとも
もう数センチだけでもと好きでもない牛乳を飲み続けた私には よくわかります、
身長と同じで天井は高い方がいい!
大半の意見でしょう。

身長が高い人はどうするんだ!
2m22cm3mmでは低すぎないか!
って声も聞こえてきそうです。

そん時はあれです。
ル・コルビジェです。
人です。とてもとても有名な建築家です。
183cmのいう身長を基準に 天井は2m26cmがいい!
って提唱した人です。

「低くてもいいじゃない」
「それも個性」
って励ましてくれた人もいたっけ。

まぁそれでも
<天井は高い方がいい>住まい手と
<天井を低くしたい>設計者との間には深く大きな溝があります。

温熱環境や階段面積、材料費、建具とのバランス、
水平方向に抜ける空間の美しさ、
そしてル・コルビジェ、
それらの論理的説明も残念ながら溝にかかる橋にはならない、
ということを経験上私はよく知っています。

あと数センチでも身長が欲しいという欲求が
優しい励ましでは満たされないのと同じように。

天井が低い事の良さはやっぱり感覚的なものです。
吹抜けと絡めたり、建具高さ、窓配置、
練られたディティール、
庭とのつながりなどの計画と合わさっての良さです。

ぜひ体感いただいて良さを感じていただければと思っています。