オーダーの楽しみ 2

1~10まで細かくオーダーする人って
ある意味ではかなり楽なお客様かもしれません。
作り手は特に考えることも悩むこともない。
「答え」を見つけるという一番厄介な作業も
必要ないですからね。

オーダーには
1~4はオーダーするけど
5~10はお任せ!
っていう振り分けパターンもありますし、

オーダーではなく決まった形、—規格—
とオーダーの組み合わせみたいなものもあります。
セミオーダーって感じですね。


KIKAKUNAは規格な感じの家なので
1~9は規格
敷地条件や生活スタイルなどで最後の10だけ
お任せオーダーというスタイルです。

規格ではなくオーダーをいただく場合でも
1~3は規格を上手く使い
4~7は自分の好きをオーダーいただき
8~10はお任せオーダー
って感じでしょうかね。
つまりオーダーと言っても
4~7の4割だけお客様のご要望を
お聞きするという我儘なスタイルです。
どうも申し訳ございません…

でもですね~
結構難しくないですか?
プロ相手に自分のイメージ正確に伝えるのって。
そもそも自分のイメージを正確に把握できていないし
把握しているつもりでも
別の角度から見るとちょっと変だったりもするし。
私の場合、「変ですよ」って正直に言ってもらったら
ちょっとムカッとするタイプやし。
「こういう考え方もありますよ」って言われても
「要は変てことやな」って思う天邪鬼やし。

プロ相手に1~10までオーダーできる人って
相当通な人か
相当メンタルの強い人
やと思いますね。

—長文になりましたが—
オーダーといっても
依頼する先や依頼の仕方でかなり違ってくる、
あきれるほど違う。
なのでオーダーは難しいし、
上手くいかないことも多々あります。

「規格」や「おまかせ」、「細かいオーダー」、
この割り振り方を
依頼する側とされる側の双方が理解している、
それがうまくいくポイントやなと。

——ちょっと勇気がいりますが——
自分にないイメージをオーダーする、
つまり、お任せするっていう
オーダーも結構おすすめです。


さてさて来月、木々の新緑に包まれて
清々しい気候になるころに
オーダーいただいたよっしーさんの家が完成します。
いい感じに仕上げてまいります~

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